ニオイの原因は?
主な原因はカビだ。
エアコンは暖かい空気を吸って、冷たい空気を出している。
そのため、温度差によってエアコン内部がどうしても結露してしまう。
その結露した部分にホコリやゴミなどが付くことでカビになる。
生乾きのニオイなどはエアコン内部のカビからきているのだ。
放っておくと?
以下の病気になる可能性がある。
・ぜんそく
・肺炎
・アレルギー性鼻炎
など。
とくに多いのが「夏型過敏性肺炎」という病気。
この病気は肺にアレルギー性の炎症を起こす。
最悪の場合、死に至る病気だ。
症状は微熱やせき。
風邪と似ているので、病気だと気づかない人が多い。
症状が続くようであれば、病院へ行った方がいい。
対処法は?
まず大事なのは、カビを繁殖させている箇所を知ること。
たいていはエバポレーター(空気を冷たくする役目)やヒーターコア(空気を温める役目)という部品がカビを繁殖させている。
「じゃあこの2つの部品を交換するか洗えばいいのでは?」
それをするのが難しい。
エバポレーターやヒーターコアは手の届くところに付いている部品ではない。
車の中の部品をバラバラにしないと、触れない部分に付いている。
なので、カンタンに交換や洗ったりすることはできない。
じゃあ、一体どうすればいいの?
車屋さんにお願いする
これが、一番良い方法だ。
プロに任せておけば、カビをキレイに除去してくれる。
けれど、エバポレーターやヒーターコアの交換もしくは洗浄は、様々な部品を外さないとできない作業なので、お金がかかる。
料金はお店や車種によって変わるけど、「10万円ほどかかる」と思っておいたほうがいい。
「さすがに高すぎる…」と感じる人は多いだろう。
だから、たいていの人は車屋さんにお願いをしない。
では、車屋さんにお願いしたくない人はどうすればいいのか?
カー用品を使う
カー用品にエバポレーター洗浄液がある。
これはエアコンの空気の吸い込み口のところにプシューッとスプレーをするだけでいい。
あとはエアコンをONにすれば、洗浄液がエバポレーターに回って洗ってくれる。
実はこの方法はディーラーやオートバックスでもやってもらえる。
料金は5,000円~1万円ほど。
けれど、自分ですれば半分の料金でできる。
もちろん洗浄液もディーラーと同じもの。
やり方もカンタンだし、自分でやったほうが間違いなく「お得」だ!
でも、完璧にニオイを消すのは無理。
カー用品では、カビを完全に除去するのは不可能だから。
なので、最初は「ニオイがなくなった」と実感できるけど、1カ月もしない内にまたクサいニオイがしてくる可能性がある。
暖房をMAXにする
「とりあえず今すぐニオイを何とかしたい!」
こんな人には応急処置がある。
- 窓を全開にする
- 「A/C」ボタンをOFFにする
- 設定温度を一番高くする
- 風量を最大にする
- そのまま10分ほど待つ
この5つのステップを踏めば、クサいニオイが少し消える。
ただし、あくまでも応急処置。
少し時間が経てば、またクサいニオイが発生する。
追記:クリーニングガイ(車のエアコン洗浄に力を入れている会社)にお願いする
この方法はオススメ。
安い価格で、エパポレーターをキレイに洗浄してくれるから。
項目 | 料金 |
---|---|
国産車(持ち込み) | 21,600円 |
輸入車(持ち込み) | 27,000円 |
国産車(出張) | 27,000円 |
輸入車(出張) | 32,400円 |
気になるのが、何でこんなに安いのか?
それはエパポレーターを外さず洗浄するから。
そうすれば、工賃がグッと下がる。
「えっエパポレーターを外さないの!?それだったら市販の洗浄液を使って自分でやるのと変わらないのでは?」
いやいや、それは違う。
クリーニングガイは、独自に開発した洗浄用具(特許出願中)とカメラを使って、洗浄のプロの人がエパポレーターを隅々まで洗ってくれる。
仕上がりはエパポレーターを外して洗浄するのと同様。
なので、車内は快適空間になる。
しかも、自宅まで洗浄しに来てくれるから超ラクちん♪
わざわざ来店する必要なんてない。
けれど、残念なことが一つある。
洗浄の出張エリアが全国ではないということ。
東京、埼玉、神奈川、千葉の限られた地域だけ。
詳しくは公式サイトで確認できる。
⇒公式サイトはコチラ
ちなみにディーラーやオート〇ックスでもエパポレーター洗浄のサービスがあるけど、ハッキリ言って全然ダメ!
スプレーの洗浄液を吹きつけるだけ(素人でもできる作業)なので、洗浄効果が薄い。
なので、車内はそこまで快適にならない。
せっかく洗浄するのであれば、専門の会社に頼んだ方がいい。
失敗を繰り返していると、それこそ時間とカネのムダだから。
⇒洗浄の依頼をする
カビを防ぐ対策は?
エアコンフィルターを交換
エアコンフィルターは外気や内気からのクサいニオイを防ぐだけはなく、ほこりやゴミなどの侵入も防いでくれる。
カビの原因となるほこりやゴミなどの侵入を防げば、カビの繁殖も抑えられるということだ。
エアコンフィルターはカンタンに交換できる
どのクルマも助手席のグローブボックスの中にある。
交換方法はクルマの取扱説明書に書いてあるので、それを参考に。
ちなみにエアコンフィルターの交換時期は1万Kmもしくは1年に1回がベスト。
料金も安いので、お金に余裕があれば交換することをオススメする。
エアコンフィルターの品番の調べ方
1.まずは下記をクリック!
エアコンフィルターの品番一覧
2.車種の頭文字を選択する
例えばプリウスの場合、「ハ」行をクリックする。
3.車種を選択する
年式と型式は車険証で調べておく。
4.エアコンフィルターの型式を確認する
この車の場合、エアコンフィルターの型式はDCC1014。
ちなみにエアコンフィルターの型式を確認できるページに交換方法も書いてある。
スチーム消臭
バルサン的感覚で除菌できる。
エアコンはもちろんのこと、シートや車内全体も除菌してくれる。