僕はバックカメラなんて必要ないと思っていた。
運転歴も長いし、
事故を起こしたことないし、
そもそも自分の目でしっかり後ろを見ているし。
わざわざお金を出してバックカメラを買うなんてバカらしいと思っていた。
けれど、それは間違いだった。
バックカメラは絶対に必要だ!!
この一言に尽きる!
ということで、今回は「なぜバックカメラが必要なのか」を伝えたい。
何かの参考になれば。
なぜバックカメラが必要なのか?
答えはシンプル。
バックカメラを付けたほうが安全だから。
まずクルマのバック走行は一番危ない。
死角が大きいからだ。
大きなクルマになればなるほど、死角が大きくなる。
死角が大きいということは、人を引いたり、何かのモノにぶつかったりする危険が高いということだ。
けれど、バックカメラを付けると、危険を回避できる。
後方の様子が手に取るように分かるので、人がいれば見えるし、モノも見える。
つまり、安全ということだ。
世の中ではバック走行で起きた死亡事故が多く起きている。
つい先日も、母親が自分の子供を引いた死亡事故が起きた。
実は僕も1年前に、バック走行(自宅マンションに駐車)で近所の子供を引きそうになったことがある。
妻の「危ない!!!」という声がなければ、間違いなく近所の子供を引いていた。
僕の乗っているランドクルーザーという大きなクルマであれば、カンタンに死亡させてしまっていただろう。
僕はバック走行が怖くなった。
もしも、子供を死亡させてしまっていたらと考えると…。
もしも子供を死亡させるどうなる?
4つの責任が問われる。
- 行政上の責任
- 刑事上の責任
- 民事上の責任
- 道義的の責任
行政上の責任
死亡事故を起こすと、行政上の責任が問われる。
行政上の責任とは、カンタンにいえば免許の点数の問題だ。
日本では、違反や事故を起こすと、免許の点数が加点されていく。
点数が一定のラインを超えると、免許の停止処分だったり、免許が取消になったりする。
死亡事故の場合、最低でも20点以上の点数が加点される。
これは免許が取消しになり、1年間の欠格期間(免許を取得することができない)が発生するということ。
刑事上の責任
死亡事故を起こすと、刑事上の責任も問われる。
刑事上の責任とは、カンタンにいえば刑事事件になって処罰されること。
つまり、警察に逮捕されて、検察に裁判をかけられて、裁判所から有罪判決を下されるということ。
罪名は過失運転致死罪。
7年以下の懲役または禁固、100万円以下の罰金刑。
しかも一生消えない前科までも付いてしまう。
民事上の責任
死亡事故を起こすと、民事上の責任も問われる。
民事責任とは、被害者に対する民事上の損害賠償責任のこと。
つまり、被害者が被ったダメージをお金を払って埋め合わせするのだ。
賠償金は大きな金額だ。
なぜなら慰謝料や葬儀費、イッシツ利益(将来得られるはずだった収入)を払わないといけないから。
ちなみに4歳の子供を死なせてしまった場合の賠償金
慰謝料:2,000万円~2,500万円
葬儀費:原則150万円
イッシツ利益:2,400万円ほど
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合計:約5,000万円
もちろん保険に入っていれば払わなくてもよい。
しかし、自賠責保険しか入っていないと払われる金額が上限3,000万円なので、あとは自分で負担しなくてはいけない。
任意保険は必ず加入しておくべき。
大きな事故を起こして、後から後悔しても遅い。
道義的の責任
死亡事故を起こすと、道義的な責任も負うことになる。
道義的な責任とは、社会生活のさまざまな場面において不利益を受けること。
例えば、この先ずっと「人殺し」と後ろ指を指さされながら生きていくことになるかもしれない。
もしかしたら、職場に「人殺し」が働いていると噂になり、職場の印象をガタ落ちさせてしまうかもしれない。
もしかしたら、職場からをクビ宣告をされるかもしれない。
もしかしたら、今まで仲良くしていた友達や知り合いの人が離れていくかもしれない。
もしかしたら、子供が学校でイジメらるかもしれない。
もしかしたら、今まで良い関係だった家族がバラバラになるかもしれない。
このように何かしらの不利益を受ける可能性がある。
しかも家族や職場の人なども不利益を受ける可能性が高い。
まとめ
バック走行は危険だ。
死角が大きいので、事故を起こす可能性が高い。
最悪の場合、死亡させてしまう。
死亡事故を起こした人は、何かしら不利益を受けている。
会社をクビになったり、近所から白い目で見られたリ、仲の良かった人から避けられたリ、子供が学校でイジメられたリなど。
今まで何気なく生活していたのが一変して、困難な人生になるのだ。
バック走行の事故はベテランドライバーでもよくあること。
後ろが見えないから当然と言えば当然だが、事故の確率を下げることは可能だ。
とくに効果的なのが「バックカメラをつけて、後ろの様子を分かるようにする」方法だ。
バックカメラ搭載はバック走行の事故をかなり防げる。
国土交通省が義務付けを検討するほど効果がある。
ちなみにアメリカでは義務化されている。
バックカメラの取り付けは、そこまで高くない。
たった数万円で、バック走行の事故を防げると思えば安いものだ。
自分や家族のためにもバックカメラをつけることをオススメする。