「新車半額」というシステム。
これを見て「すげー良いじゃん!」と思った人はいるだろう。
僕もそのうちの一人だった。
けれど、実際はそうではなかった。
むしろ新車半額システムで買わないほうがいいと分かった。
そこで今回は「新車半額」システムの実態を書きたいと思う。
新車を買う人の参考になれば。
本当に新車が半額で乗れるのか?
乗れる。
ただし、新車半額システムは新車を半額で買えるわけではない。
あくまでも新車の半額を3年間分割払いすれば、新車に乗ることができますよってこと。
カンタンに言えば、新車を3年間レンタルできるサービスって感じ。
レンタルってことはクルマはお店のモノ。
ということは、傷をつけたり、汚したり、改造したりするのは当然ダメ!
なので、丁寧に扱わなければいけない。
新車半額システムを利用して3年後はどうなるのか?
選択肢は3つ。
- 車を返す
- 次の新車に乗り換える
- 買い取って乗り続ける
このいずれかを選択することになる。
車を返す場合の注意点
「3年間きちんと分割払いをすれば、あとはクルマを返すだけ」と思っている人は多い。
実際、このようなことをお店から言われたりするし。
でも、クルマの状態が悪ければ追加で料金を支払わなければいけない。
先程も話したけど、クルマはお店のモノだ。
借りものなのでボディにキズをつけたり、車内を汚したりして、クルマの価値を下げるようなことをするのはダメ!
事故を起こすなんて言語道断。
修復歴ありのレッテルが張られて、クルマの価値が下がるから。
お店側はクルマの価値を下げられても、「気にしないでください!」と言わない。
クルマの価値が下がった分だけ、料金を請求する。
また、走行距離に制限がある。
走行距離が1kmオーバーしただけで追加料金が発生する仕組み。
だから、クルマを返す前提で新車半額サービスを利用する場合、追加料金を請求されないような運転や保管をしなくてはいけない。
次の新車に乗り換える場合の注意点
「3年ごとに新車に乗れる」のは憧れる人はいると思う。
しかも、車検を受けずに乗り換えるられるから、ムダな車検代がかからない。
もしかして、新車半額サービスってめっちゃ良いサービスなのでは!?
もちろん、3年ごとに新車に乗れるのは楽しいだろう。
けれど、新車に乗り換えるってことは、また新たに分割払い(ローンを組む)をするということ。
つまり、新車半額サービスを利用している間、ずっと借金を背負って生きていかなくてはいけない。
新車の半額を払ったからといって、自分のクルマになるわけではない。
ただ単にお金をドブに捨て続けているようなもの。
そう考えるとバカバカしい。
それなら、新車の半額分で買える中古車を買ったほうが良いと思う。
ちなみに3年ごとにクルマを乗り換えはかなり出費が多い。
なので、お金がない人は新車に乗り換えをしないほうがいい。
詳しくは下の記事が参考になる。
>>車はいつ乗り換えるのがお得なの?出費を計算して分かった事実
買い取って乗り続ける場合の注意点
買い取って乗り続けるのが一番良いだろう。
あと半額分を払うだけで自分のクルマになるし、払ってしまえば借金もなくなるからだ。
けれど、最初からクルマを乗り続けるつもりであれば新車半額サービスなんて利用せずに、一括払いもしくは銀行のマイカーローンを利用して買った方が良い。
そっちのほうが出費を抑えることができるから。
新車半額サービスに向いている人は?
- お金に余裕がある人
- 短期間で新車に乗り換えたい人
向てない人は?
- お金がない人
- クルマを長く乗り続けたい人
- クルマの走行距離が多い人
- 自分好みのカスタムをしたい人