車中泊に潜む危険。注意点・対策まとめ

エンジンのかけっぱなしはダメ!

車中泊は夏だと暑いし、冬だと寒い。
なので、エンジンをつけっぱなしで、エアコンをつけて寝ればいいと思っていた。
そうすれば快適かなと。

けれど、エンジンのつけっぱなしはとても危険!!!
排気ガスが車内に流れ込んでくる可能性があるから。

排気ガスには一酸化炭素が含まれている。
一酸化炭素はとても強力な毒性の気体。
少量でも体内に吸い込み続けるだけで一酸化中毒になる。

一酸化中毒の症状は頭痛やめまい、吐き気など。
重度になれば、意識障害を起こしたり、意識不明になったりする。
最悪の場合、死に至る。

だから、エンジンのかけっぱなしはダメ!
特に雪や草などがある場所。
マフラーの出口がふさがれるので、排気ガスが車内に逆流しやすい。

座って寝るのはダメ!

車中泊はシートに座って寝ればいいと思っていた。
本当はシートがフルフラットになればいいけど、それができないから。
シートで座って寝ても、まだ快適かなと。

けれど、シートで座って寝るのはやめたほうがいい。
シートで寝ると足の血流が悪くなって、エコノミークラス症候群を発症するかもしれないからだ。

エコノミークラス症候群とは、血流が悪くなって、血栓(血の塊)ができてしまうという症状のこと。
発症すると、急に呼吸困難になったり、ショック状態になったりする。
最悪の場合、死に至る怖い病気。
実際に熊本地震(2016年)のとき、車中泊をしていた人がエコノミークラス症候群が原因で命を落としている。

だから、車中泊はシートに座って寝るのはダメ!
寝るのであれば、横になって足を伸ばせる環境を作ること。

けれど、足を伸ばせる環境を作れたからといって、油断してはいけない。
定期的(4~5時間ごと)に車外に出て散歩をしたほうがいい。

被害に遭わないための対策をしないとダメ!

「車中泊は安心!」と思っていた。
だって日本は治安が良いから。

けれど、その考えは危険!

特に女性は注意しなくてはいけない。
トイレに行ったり、飲み物を買いに行ったりしたときに、男に後ろからつけられて襲われたりするから。
実際に、サービスエリアでこのような事件が何件も起きている。

また、車上荒らしにも注意しなくてはいけない。
ちょっとクルマから離れた隙に、車内の財布やバック、スマホ、パソコンなどが盗られる。

だから、被害に遭わないために対策が必要だ。
泊まる場所は、人がいるところ、明るいところ、携帯電話の電波が届くところ、治安が良さそうなところ(タイヤのスリップ痕がない、不法投棄されていないなど)を選ぶ。
人がいなくて暗い場所は避けたほうがいい。

そして、車内を見えないように隠すこと。
サンシェードやカーテン、タオルなどで車外からクルマの中を見られないようにしたほうがいい。
もちろん、カギも忘れずに!

「大丈夫だろう」とちょっと油断すると、何かの被害に遭う可能性があることを忘れずに。
なるべくリスクを減らすことが大事!

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